戸畑祇園研究所

ユネスコ無形文化遺産登録

戸畑祇園大山笠の疑惑!

ユネスコ無形文化遺産登録記念イベント、博多。

戸畑祇園大山笠が目の前を通過した時の事でした。

 

『浮いとったい』

『担ぎよったい』

『タイヤどこにあるとぉ』

 

と、後ろの方から聞こえて来ました。

 

戸畑祇園大山笠は、戸畑で育った人には、

担ぐ事は、当たり前。

土地が変われば、人の知識も薄くなります。

 

この言葉を博多で聞いて、今までより深く

戸畑祇園大山笠を誇らしく感じました。

 

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【担ぐということ・・・】

提灯山笠の高さは、10m、重さは2.5t

それより、幟山笠は、更に重い。

周りの幕や、見送りの厚い刺繍、勾欄、前花

など一つ一つの飾りに重量があるので、重さ

も嵩みます。

 

この幟山笠は格調高く、山笠とは別に幕類

は、福岡県指定有形民族文化財に指定され

ています。

 

ですから、雨が降った時は、幕も見送りも

幟も飾り付けしません。

空山という姿で巡行します。

 

この様な格調高い幟大山笠の形の祇園祭

曳山が多いそうですが、戸畑祇園はこの形

の山笠を担ぎます。

これは、全国でも珍しいと言われています。