戸畑祇園研究所

ユネスコ無形文化遺産登録

戸畑祇園大山笠!大上り〜神移し 

 

中本町商店街から飛幡八幡宮に向かう参道が、

戸畑祇園大山笠の大上りのコースです。

参道を抜けて飛幡八幡宮に上る事を大上りと言います。

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 この時は、昼ですので、提灯大山笠では無く、

幟大山笠です。

幟大山笠は、幕の刺繍と厚く刺繍された見送り、勾欄の

細工、前花、幟が特徴です。

 

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東大山笠、西大山笠、天籟寺大山笠、それぞれの

小若山笠が上ります。

(この間、各町内の子供たちが参加する子供山笠がある

のですが、大山笠、小若山笠が上るまで、子供山笠が、

早めに到着したとしても上ることはできません)

 

 

【神事】

大上りの後に神様を東大山笠、西大山笠、東と西の

小若山笠に移すための神事が行われます。

(飛幡八幡宮地域町内の子供山笠にも神移しを行います)

(天籟寺大山笠は、菅原神社)

(中原大山笠は、中原神社)

各神社で神事を行います。

 

 各山笠には、神様が移されたお社が備えられています。

(幟大山笠から提灯大山笠に変わる時、確認する事ができます)

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 天籟寺大山笠は、白足袋または、地下足袋

脱いで、山笠に上るほど、山笠を神様の宿る神聖な

場所として大切に扱っています。

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この神事により神様が宿った山笠は、疫病退散を

願う須賀大神に感謝し、地域の人々と喜び合う事を

目的に戸畑祇園期間中、戸畑各地を山笠が巡行します。